2012年9月14日金曜日

意外と奥が深い 「最強の2人」








観て来ました。今話題となってる?「最強の2人」

CMではアース・ウィンド&ファイアーの曲で盛り上がり、
私の年齢に近い人は限りなくノリノリになる。
曲だけ聴いてると非常にコミカルでノリの良い映画と思われる。
が。

そこはさすがフランス。
コミカルな中にも超ブラックユーモアたっぷりだった。
いや、ユーモアと言っていいのか・・

と言うのも取り上げてる題材はコミカルの中に重みがずっしりとのしかかる。
表面上は介護がテーマであろうかと思われた。
でも観てるうちに介護とは違うものも私には見えて来た。


差別。


介護しながらこの局面がちらほらと映画の中には見えた。


貧困、人種。


お互いに正反対の生活をしてきたこの二人がどうやって
友情、絆を深めてくのか。

それは介護を通して見えてくる。


介護する側、される側、お互いが人間。

肌の色が違えど、育ってきた環境がちがえど、お互いの意思の疎通が出来さえすれば
そんなものは関係ない。


信頼関係。

お金では買えない目に見えない物が二人の絆を深めて行く。


これが一番なのだと言う事をこの映画は教えてくれた気がする。

人間は寂しい生き物。
孤独な生き物。


でも仲間がいれば深い絆で結ばれていれば
これほど最強になる事はない。


そんな映画だった。


フランス映画なので淡々とした何の飾りもない映画だが
その分非常に内容がよく頭に入る映画だ。


久しぶりにいい映画を見た気がした。